2008年9月1日月曜日

International Accounting Ahead

久々の更新です。色々とあり非常に忙しかったので中断していました。

久々のブログはIFRSです。SECです。詳細です↓。

http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-184.htm

とうとうSECが重い腰を上げ、IFRSの適用を容認とも言える発言をしました。ヨーロッパをはじめ多くの国で適用、適用されることが決まっているIFRSですが、肝心のUSにおいてはその対応が未定となっていました。つまり世界が大きくIFRSとUSGAAPのDouble standardでいくのか、USもIFRSを適用するのか・・・、そしてその答えを示唆するものが今回のSECによるコメントです。

SECによれば2014年までにIFRSの利用を目指すとの事で、最終的にIFRSの適用をするか否かについては2011年までに決定するとの事です。これは事実上のOne standardの容認であり、US(SEC)もIFRSに統合されていくという事です。

これだけ言うと、全てIFRSで決まりか!とも聞こえますが、必ずしもそうとは言えないのが裏事情だと思います。SECは今までも会計理論よりも政治論(判断の余地の排除)を大事にしてきた背景があります。そのSECが単純にIFRSをハイ適用!と言う事は無いと思います。

つまり今回のコメントはSEC自体IASB(国際会計基準審議会)に影響力を持ってきた→IFRSの作成、改訂に影響力を持ってきた、と言う事を裏付けるものとも考えられます。なんといっても政治力がすごいですからね(→知ったかぶりのコメントで申し訳ありません)。

何にせよ、IFRSの動向から目が離せない時代になってきました。

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