2008年3月20日木曜日

円高 円高 円高

円高も円高、すごい状況が続いています。久々に見る1ドル100円をきる円高水準。かなりの為替の変動に驚かされるばかりです。為替の動きは通常、その国の強さ(経済力)また、金利水準によって、強い通貨が買われ、その通貨高になります。金利と為替の動きは金利が高ければ、その通貨を持っていることが得なので、通貨高につながります。そうすると今までの流れは・・・

今まで(理屈上): 円はあまり買われない→円安
少子化などを考えると日本の将来に少し不安→円を買うのは不安
ゼロ金利政策から量的緩和政策の時代→低金利の円は持っていても金利つかず。。。

今まで(実際): 国際的には資金調達としての円の役割→円売り→円安
キャリートレードのブログで説明したとおり、低金利かつ、市場に流通する大量の通貨として資金調達に最適な通貨として円が使われていた。

現在: ドル回避かつリスク回避から円の買戻しの動き
USのRecession(景気後退)を目の当たりにし、急激な勢いでUS資産、USドルから手を引く動きがマーケットの中で起き、その影響から円が買われ円高になっています。
また、リスク回避の動きからキャリートレードを終了し、円資金の返済、つまり円買い&円の返済という動きから急激な円高が起きています。

昨年までの1ドル120円とかの時から比べ、現在の日本の状況はファンダメンタルにおいて何も変わっていないはずなのに、これだけの影響を受けてしまうんですよね。何度も言いますが、金融面においては、ほんとに外部的影響に翻弄されている今日この頃ですね。

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