2008年3月25日火曜日

IFRS(国際会計基準)-日本

本日Financial Times(FT)の記事で会計関連の特集がありました。その中でIFRSが世界的に唯一の会計基準となるのか?という記事がありました。その中で「IFRSは世界的に既に100カ国以上の国に適用、また採用される事が決まっており、それには日本、カナダ、中国等が含まれる。」。えーっっ?日本がIFRS採用。まだ決まっていないですよね。まさかの記事に驚きと、ため息が止まりませんでした。

基本的に日本の会計は日本の会計基準に基づいて行われていますし、今後の方針もまだ決定されていないと思います。アメリカが近頃IFRSに接近している中、日本も独自の会計基準に固執し続ける事は難しいかもしれません。また世界的に決して発言力が強くない日本の立場において、これだけIFRSが世界共通言語になってくれば、今後決して無視できない存在となると思います。

では、今後どうなるのでしょう?
もしかしたら将来的に基本的な連結財務諸表の開示はIFRSで行う、もしくはIFRSが許容する日本基準において行う。そして、税務計算及び伝統的な日本の配当可能利益の計算といった目的から、個別財務諸表の開示は日本基準で行う。といった方向性になるのかもしれませんね。いずれにしても、日本がもっと発言力を持って、世界に主張していかなければいけないですね。FTにも主張しなければ。。。

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