2008年3月15日土曜日

Carry trade (キャリートレード)

イギリスの新聞を読んでいて最近新聞に出てくる日本の話は為替、そしてCarry Trade。
Carry Trade:金利の低い通貨で資金調達して、金利の高い通貨で運用して利ザヤを稼ぐ手法(Wikipedia参照です!)。 FX取引で言えば、円売り・他通貨買い(別にFX取引はしていませんが。)。

と言うわけで本題。サブプライム問題を発端に世界的に株式市場も暴落している中、投資家による株などのRisky資産から安全資産への資産シフトが起きています。その結果キャリー取引をしていた投資家、ヘッジファンドによる円の買い戻しが起きているんですよね。

簡単に言えば、保有していた金融資産を売り(リスク資産の切り離し)、借りていた円資金を返済しているって事です(→そして安全資産の購入)。その結果、、、円買い需要(円を返済するための資金)の上昇、円の価値の上昇、円高ですよね。

こう考えてみると、日本の為替の動きはやはり日本の経済力にリンクして変動しているというより、世界的な金融活動の動きに翻弄されているとしか思えません。 ゼロ金利及び量的金融緩和政策のもと、超低金利かつ流動的通貨としての円を資金調達目的でへッジファンドが円売りしていたことによる円安の流れ、そして円返済に伴う円高の流れ。。。もちろん為替の動きは様々な要因に伴っている事は確かですが、キャリートレードが市場に大きな影響を与えていたのも確かなんでしょうね。←市場関係者でも何でもないので、よく知らないですけど(^_^;)

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