2008年3月30日日曜日

三井住友FG NY上場

三井住友FGが2010年を目標にNY証券取引所への上場を目指すとの発表がありました。なぜ今この時期にこういった決断があったのでしょうか?全く実情は知らないため、非常に興味があります。通常USや海外の取引所へ上場するメリットとは・・・

メリット:国際的知名度Up 資金調達の容易化 
デメリット:上場基準の要求に応えるための事務量、経費の増大

確かに、国際的に知名度・信用力を上げるためにもUS上場というのは意味があるかもしれません。しかし、今後IFRSが主流になりうると見込まれる中、またUS SOX等の膨大な事務量が要求されるUS上場、さらにUSのRecession(景気後退)が強く見込まれている中において上場を目指すのです。これには、コストに見合った見返りがあるのか?という疑問がどうしても残ります。

果たして、NY上場という決断が株主価値向上、企業価値向上といった根本的な目的に合致しているものなのか・・・。また何故このタイミングなのか・・・。他のメガバンクに追随するため・・・といった目的でない事だけは願っています。

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